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Step-to-Rails-Expert.rb第一回を開催しました

Step-to-Rails-Expert.rb第一回を開催しました

Railsの中級者向け勉強会であるStep-to-Rails-Expert.rbの第一回を2016/11/7に開催しました。

step-to-rails-expert-rb.connpass.com

当日の流れは

  • 勉強会の紹介
  • 今日の流れ
  • 見学者の紹介
  • 自己紹介
  • メンバーの自己紹介
  • LT
  • 議論(当日の内容はこちら
  • 感想・次回お題目リクエスト

という形で進めました。 議論では、認証機能がテーマということで、主催者のLTからスタートし(スライドはこちら)認証機能を実装する際に使ったことのあるGemのアンケートを取り、使ったことのあるGemについて良かったこと・使いづらかったことを話すという形で進めました(当日の議事録はこちらにあります)。 今回は神速さん(@sinsoku_listy)とぷりんたいさん(@spacepro_be)のお二人が中心的に話す形となりました。お二人が色々な知見を話してくださるので非常に参考になり、また主催者として会の進行の方でも助けて頂き大変ありがたかったです。 また、議論する時の情報の共有ツールをどうしようと思っていたところ、ぷりんたいさん(@spacepro_be)がHackMDを紹介してくれたので、非常に助かりました。 これはかなり便利なので、次回以降も使わせてもらおうと思います。

個人的な議論からの学びとしては、deviseがomniauthを依存関係に含んでいて、omniauth連携をしやすいのでdeviseが良いという点が非常に参考になりました(ログインしたまま投稿する/つぶやくといった機能を実装したことがなかった)。

初回にもかかわらず、素敵な会場で参加者も集まり、議論も進んでいたので非常に有意義な会になりました。 また、「中級者と銘打ったことで参加しやすかった・興味が湧いた」や「既存の勉強会(特にかなり実績のある勉強会)は出るのを躊躇してしまうので、若いコミュニティで出やすそうだった」という意見は、自分が本勉強会を開催する目的の一部だったので、素直に嬉しかったです。
前者に関して、レベル別の勉強会を開催しようとすると、どうしても初心者向けが多くなってしまうので、それ以外の選択肢のモデルケースになればという思いがありました。実際に実施してみて、いくつか課題を見つけたので、今後実施していく中で、その辺対処できたのかできなかったのか正直なところを書いて行きたいなと思います。 後者に関しては「学ぶに行くのだからそういう心理的な障壁も乗り越えるべき」というストイックな意見や「わかる」という意見が出ると思いますが、今回のメンバーに表参道.rbの主催者である神速さん(@sinsoku_listy)(間違っていたらすみません)、五反田.rbの主催者であるmikamiさん(@sukechansan)に来て頂いたことを考えると、他のコミュニティの主催者&スタッフの方と今まであまり勉強会に出ていなかった方が交流して、より(扱うトピックの)レベルの高い勉強会にも参加するきっかけを作るという貢献が出来るのではと期待を持てました。

言うまでもなく、「自分が学べる場が欲しい」という自身の目的はこれ以上ないくらい実現されていました笑
また、お世辞でも「次回出たい」と言ってくださる方が多かったのは何よりです。 そしてアニメイトラボさんのオフィスはユニークでかつ綺麗すぎるので、驚いている方が多かったです笑

会場提供してくださったアニメイトラボ様、ロゴを提供してくださったセラリンさん(@Selime_0123)、初回開催までお手伝いしてくれたお二人(@ttwo32さん、@KoukoMatsumotoさん) 本当にありがとうございました。今後とも継続的に開催していきますので、引き続き何卒よろしくお願い致します。

最後に、初回実施して課題がいろいろ見えてきたので、書き出しておこうと思います(内部の話や個人的な話を含みます)。

課題

  • 毎回参加者のレベルが異なるが、LTの内容や議論の流れは想定するレベルによって異なる。
    これを事前に把握することは出来るのか(すべきか)。例えば上級者枠・中級者枠を作ったり、基準を提示して事前にGitHubにあげてもらう?

  • みんな発言するためにはどうすべきか
    上級者が話すと黙ってしまう(聞いているだけで勉強になるというのは個人的にも理解できる)。しかし、上級者だけが話す形になり、話す人数が少ないと負担が増えてしまうのではないか。持続可能な進め方を考える必要がある。
    また、中級者や、初級者に近い中級者の方も発言(質問)とかすることで、他の同じレベルの人も勉強になる部分があると思うので、ある程度発言してもらいたいし、そのためにはうまく話をふる必要がある。 話さない問題は、主催者の議論の進め方以外にも、ある程度の回数実施して、参加者の中で顔見知りができたり雰囲気がわかってくれば改善するのかも。あとは多分私の緊張が伝わってやりづらかったりしたと思う。 サービスを運営している会社と受託のみしている会社、両輪の会社、という勤めている会社による文化の違いとかも知りたいなと思うので、やはりいろんな人が発言するの大事。
    この辺考えると、初中級・中級・上級というレベルの基準をこちらから提示して、事前に提出してもらい、また、自己紹介で提出したレベルを言うようにしてもらい、自分で把握できれば、話が振りやすくなり、結果的にいろいろな人が発言できるようになるかも。

反省点

  • 今回の参加者レベルでは、LTはもう少し踏み込んだ内容で作るべきだった。ただ、やはりその対応をするためには事前にレベル感の把握が必要。

  • 話が切れた時用の議題をいくつか用意しておく メインテーマの他にサブテーマをいくつか用意しておく。 サブテーマを後出しにしておくと、私の精神衛生上よくなかったり、無駄にその話を(私が)引き延ばそうとするインセンティブが生じるので、事前にサブテーマを公開してサブテーマが尽きたら自由時間という風にすれば良いかな。初回の様子を見ていると、その状態になっても各々席の近い人やレベルが合う人と話をするだろうと予想できるし、話をしない人は他の人の話を聞けるので(懇親会状態)、他の人の話を聞いているだけでも嬉しいという人のニーズも満たせるし、少なくとも(私が)無理やり話す伸ばすより健全だと思う。どうしても形式上、その場にならないと予期できないことがあるので、精神衛生上割り切りも必要。

  • ハッシュタグ考えてなくてすみません。準備不足でした。つぶやいてくれている方いたので、申し訳ないです。次までに考えておきます。

  • 勉強会紹介のスライドを作る

  • スタッフについて
    @ttwo32さん、@KoukoMatsumotoさんに初回開催まで手伝ってもらっていました。 最初は「意見もらえたら嬉しいな」くらいのイメージで考えていてました。もしやる気があるなら色々仕事もしてもらいたいなとも考えていましたが、そもそも無償でお手伝い頂いているのでお二人の無理のないようにしてもらうというのを最優先にして、自主的に手伝ってくれたところ以外のこと基本的には私がやるようにしていました。ただ、当初は開催まで時間があるので、そんなに(期限的に)負担になる仕事にはなってなかったのではないかと想像しています。一方、私としても割と良い感じに仕事を振れて、ありがたいなと思っていました。
    しかし、開催が近づくにつれて、仕事量も増えていきお願いしたいことも増えましたが、同時に仕事の重さ(期限を切る必要が出て、「土日にやります」が難しい時がある)が増してきてあまり気軽にお願い出来なくなり、お願いすることがかなり減りました。というのも、期限を決めたり、成果物をチェックする必要があり、仕事を振ることでのお互いの負担が増えるだろうと考えていたからです。
    そのような経緯で、お二人の立場をどう扱うべきか、という迷いが生じました。正直、スタッフとして扱うならもう少し仕事を振ることになるし、その結果色々厳しいことを言う必要性も生じるでしょうし、あまりご負担をかけたくないなというのが本音でした。
    この意見を素直に伝え、「このままの関係もしくは純粋に参加者としての関係と、スタッフとしてしっかり入ってもらうのどちらが良いか」聞いたところ、@ttwo32さんはスタッフとしてやってくださることとなり、@KoukoMatsumotoさんは「当面は参加者として陰ながら応援します」ということで、純粋に参加者として参加して頂くことになりました。
    ただただ私が作業見積もりをできておらず、きちんと最初にどのような関係性にするかを決めなかったのが悪いのですが、2人ともきちんと話を聞いてくださり、冷静に判断してくださったので本当に感謝しています。@KoukoMatsumotoさんは主にTwitterでの会場の募集、@ttwo32さんは議論内容に関する企画を主にやってくださり、初回開催に大いに貢献してくださいました。本当にありがとうございました。
    @ttwo32さんへ、引き続きよろしくお願いします。知識豊富で心強いので、色々アドバイス頂けると嬉しいです。 @KoukoMatsumotoさんへ、BtoBの文化の話も聞いて見たいので、またきてください!

最後に

来月は12/5に開催予定です。connpassで募集しますので、是非ご参加ください!