何でも屋エンジニアのブログ

ソフトウェア関連技術、コミュニティ、日々の雑貨

ジュニアエンジニアに意識してほしいこと

あまり大きな成果が出せずに思い悩んでいるジュニアエンジニアの方に意識して欲しいことがある。ジュニアエンジニアとは、一人前の手前のエンジニアのことである。実績を残すこと以上に、成長するためのアクションを取れているかが求められている。成長途中なので、バーンとした実績を残すことは現実的に難しいかもしれない。だがそこでめげず成長のための種をまき続けて欲しい。

 

ミーティング中に分からないことがあれば躊躇せず聞く。もし都合が悪ければ「後でフォローするから後で話しましょう!」となるだけで誰も損しない。その都度質問することが当人に有益なのはもちろんだが、他の人が質問しやすい雰囲気を醸成することに繋がる。なんなら先輩もその環境に助けられるかもしれない。チームの良い文化を作ることに貢献するというのは誰にでもできることではない。

PRを作る時、分からないから既存の処理をコピペするという経験は誰にでもあると思う。それをしれっと出し、突っ込まれずマージしたとする。それでホッとしてしまうとそれに関する知識がつかないどころか、分からないことをやり過ごす悪習を身につけてしまうことにもなる。弊害として、意図ないコードをあげる人は信頼を得づらくもなる。誰にでも分からないことはあるので、「よく分かっていないです」と一言添えておけば誰かからのFBを得られる。自分がその知識について学べるし、チームメンバーも同じ内容を見聞きすることで学びが深まるかもしれない。

  • 分からないこと・できないことを表明する技術
  • 現状や気持ちを適切な形で表現し吐き出す技術
  • 自分が得するだけでなく他人にも影響を広げる技術

技術の前にソフトスキルとして僕はジュニアエンジニアにこれらを身につけていくことを求めている(もちろん一部であるが)。

既に書いたように、ジュニアエンジニアの成果はバーンとした実績を出すこと(だけ)ではないので、周りの職位が上のエンジニアが実績を残す中でもやもやしてしまうことがあったら、「職位が上のメンバーのようになるためにできることを今やれているか」と自問自答して欲しい。できていたら誇って良いし、できてなかったら明日からやっていけば良い。周りと比べて凹む必要は全くない。

成長スピードは人それぞれなので、色々な気持ちに折り合いをつけ成長するためのアクションをやめないことが大事なのである。